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申命記 序論
I.タイトル
 申命記とはヘブライ語聖書では「ハデバリム」、すなわち「戒めを詳しく説明してくれる本」を意味する書です。70人訳聖書では、本書の主な内容が出エジプトの後に与えられた律法の再解釈であるという点から、本書の書名を「第二の律法」を意味する「ドゥテロノミオン」と翻訳し、これを英語ではDeuteronomyと翻訳しました。

II.著者と記録年代
 本書の著者がモーセであることは、新、旧約聖書の至るところで確証されています(31:9, ヨシ1:7, 士3:4, Ⅰ王2:3,ネヘ13:1,マタ19:7-9,マコ7:10,使3:22,ロマ10:19)。本書はイスラエルの民の荒野生活が終わりに近づいた頃(B.C.1406年)、モアブの平原で執筆されました。そのため、モーセの遺言的な記述を読み取ることができます。

III.執筆背景
 イスラエルはモーセの導きで四十年の間、荒野の試練を通り抜けてきました。今や、カナンの征服の使命はヨシュアに受け継がれていかなければなりません。こうした中で、モーセは死の時まで民たちに神様の律法を繰り返して教えます。その中でも、申命記で「くり返される教訓」は「心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。」です(6:5)。そのとき、神様の祝福は必ず訪れるのだという真理が繰り返されています。

IV.申命記の内容展開
序論 1:1-5
第一次説教 1:6-4:43 出エジプト後、から現在までの回顧と勧め
第二次説教 4:44-26:19 各種律法の再解釈
第三次説教 27:1-30:20 未来の御業の展望
第四編 31:1-34 モーセの死とヨシュアの登場

カテゴリ:旧約聖書::申命記

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