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民数記 紹介
I.著作背景
 民数記は、出エジプトの荒野時代の歴史を記録した書物です。すなわち、イスラエルの民が出エジプトの第2年頃にシナイ山を出発して、出エジプトの第40年にモアブの平地にとどまり、ヨルダンの東方の地を征服し、その直後、ヨルダン川を渡って約束の地に入る準備を終える時までの歴史を扱っています。長子の災いと「紅海(葦の海)を渡りなさい。」という出エジプトの御業によって救われ、シナイ山での契約で神の選びの民とされる祝福に与った出エジプトの第1世代は、しかし、ガデス・バネアで神様に反逆し大きな苦難に遭遇しました。しかし神様は選ばれたイスラエルを見捨てられず、次の世代を養い育て、38年後に約束の地を回復する機会を与えてくださったのです。著者は写実的な記録で、後代の民に、彼らが選ばれた民であること、そして神様に御仕えすることと、その結ぶ実について、教え導くために、この書物を執筆しました。

II.特徴
 ①神様の命令によって、二回実施された人口調査のことが詳しく記録されています(14章,26章)。
 ②イスラエル民族の世代交代と、それに伴って新しい指導者ヨシュアが与えられたことが記録されています。
 ③荒野を渡るイスラエルの民の組織体系と行進手段が詳しく描写されています。
 ④民たちは絶えず不平をもらし信仰を忘れ去りましたが、神様は長い間、忍耐され、彼らを守り続けられました。その涙ぐましいまでの愛が著されています。
 ⑤およそ四十年間の歴史の記録のうち、出エジプト第2年と40年の事件にだけ重きを置き、中間の三十八年間は抜けています。これは聖書が人間の救いに関して、大切な部分だけを記録した、救いの書であることを意味しています。

カテゴリ:旧約聖書::民数記

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