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モルデカイとハマン
エステル記5:9-14

 本文には、モルデカイとハマンの対照的な姿が現われています。モルデカイは王の門の門番に過ぎない者であり、民族とともに死の危機に処せられている者です。その反面、ハマンは高い権威を持った者であり、モルデカイとユダヤの民の生死を握っている者です。ですが、彼らの内面はどのように違うのでしょうか。

I.微動だにしないモルデカイ
 モルデカイは三日の間、民たちと共に断食して祈りました。そしてすべての問題を神様にゆだね、再び忠実に自分の職務を負いました。彼はハマンが出て来るのを見ても恐れることはありませんでした。ハマンによって、自分とすべての民の死が決まっていたにも関わらず、彼に憤りを覚えて争ったり、ひざまづいて許しを請うたりしませんでした。彼はただ神様の勝利を信じました。彼は少しも揺れ動かされませんでした。

II.満足のないハマン
 ハマンは王と共に王妃が設けた宴会に招待されたことで上機嫌になりました。しかし彼は自分の気分に陶酔して、エステルがなぜ自分を招いたのかを知りませんでした。彼は友人と妻を呼び、自分の栄華を誇りました。
 ところがモルデカイがひざまづこうともしないのを見て怒り、歯ぎしりしました。それで権力にものを言わせて、残忍に殺してしまおうとたくらみました。このような者の心の中には本当の満足がありません。自分の栄華を求め、自分を自慢しようとする者の心は決して満たされることがないのです。

祈り:主よ!私が、あなたに堅く頼ることでどんな現状にもゆれ動かされることのない者となるようにお助けください。

一言:正しい者の内面、不義なる者の内面

カテゴリ:旧約聖書::エステル記

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