命令の目標
テモテへの手紙第一 1:1-11

 使徒パウロはローマの監獄から一時的に解放されて、しばらくの間、エペソにとどまった後、マケドニヤへと向かいました。しかし、彼はテモテをエペソに残して行きました。なぜでしょうか。

I.命令の目的(3-7)
 当時エペソ教会には、キリストの福音とは程遠い教えを説く偽の教師や、果てしのない空想話と系図とに心を奪われ、むなしい議論を繰り返している人々がいました。パウロは、テモテに、これらのことを禁止するようにと願いました。パウロはその目指すところを教えています。「この命令は、きよい心と正しい良心と偽りのない信仰とから出て来る愛を、目標としています。」(5)。パウロは愛を目指していました。きよい心と正しい良心と偽りのない信仰から出てくる愛を目指していました。彼の命令は、心と思いと力を尽くして神様を愛し、また心の内にある偽りと悪と憎しみを退け、隣人を愛する、その愛を目標としていたのです。その愛を見失ってしまった時、私達は、無益な議論や律法主義に陥ってしまうのです(7)。

II.律法の目的(8-11)
 もちろん律法自体が悪いのではありません。律法は、適切に用いるならば益なるものです。律法は正しい人のためにあるのではありません。様々な悪を行なう者のためにあるのです。悪を戒め、歪んだものを正すことこそが律法の目的なのです。ですから、義なる人々はこのような律法の支配下には置かれていません。律法から自由なのです。私達は、全ての人々を律法の支配下に置こうとする偽の教師に騙されてはなりません。

祈り:主よ!人の心の内にある偽り、悪、憎しみを過ぎ去らせ、あなたの愛を注ぐ、御言葉の師になることが出来るように、私を育んでください。

一言:その命令は愛を目指している

カテゴリ:新約聖書::テモテへの手紙第一

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