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テサロニケ人への手紙第一、第二
I.記録年代および場所
 テサロニケ人への手紙第一は使徒パウロが第2次伝道旅行中の、AD51-53年頃にコリントで書き記したものです。テサロニケ人への手紙第二もコリントで記されましたが、第一より少し後になります。

II.記録目的
 テサロニケ教会はパウロが第2次伝道旅行の時、三週間とどまって開拓した教会です(使17:1-9)。短い開拓期間でしたが、数多くのギリシャ人と貴婦人たちが偶像の支配から離れ、神様に立ち返るという大きな聖霊の御業が起こりました。しかしパウロの一行はユダヤ人の迫害を受け、テサロニケから追い出されました。コリントに渡ったパウロはテサロニケに残してきた幼い信徒達が悪意に満ちた迫害に耐えて信仰を守ることができるのか、非常に心配しました。そのため、テモテを送って、テサロニケの聖徒達の様子を見に行ってもらいました。テモテの報告はパウロに大きな喜びと力を与えました。テサロニケの聖徒たちは迫害の中ででも、信仰を守り通し、以前と同様にパウロを慕っていました。パウロは彼らの信仰に感謝し、それと同時に、再臨についての彼らの誤った見解を正すために、テサロニケ人への手紙第一を書き送りました。そのため、この手紙には、終末についての重要な真理が記録されています。
 テサロニケの教会員のうち、ある人々は、キリストがすぐに再臨されるという思いのために、日常生活がいい加減になり、浮き立っていました。また、ある人々は、使徒たちの教えに聞き従いませんでした。パウロはそんな彼らの信仰を正しく導くため、テサロニケ人への手紙第二を書き送りました。

カテゴリ:新約聖書::テサロニケ人への手紙第一

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