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感謝し祈るパウロ
ピリピ人への手紙 1:1-11

 パウロは青春をかけてアジアとヨーロッパ全域に福音を伝えましたが、同族たちの訴えによって、はっきりとした理由も無くローマの監獄に入れられました。しかし、彼は決して落胆せず、思い煩いもしませんでした。彼は、監獄の中でも、ピリピの聖徒たちへの牧者の心を忘れませんでした。そして、この手紙を書いたのです。パウロはピリピの聖徒たちのことを考えるたびに感謝が溢れ、祈る時ごとに喜びが満ち溢れました。

I.祈るパウロ(1-8)
 ピリピの聖徒たちは、以前は福音を聞いたことの無い人々でしたが、パウロの伝道によって福音を知り、罪の赦しの恵みを受け、この福音の中で、パウロの良き仲間となりました(5)。パウロは、神様が、ピリピの聖徒たちの中で行なわれたいのちの御業を、キリストの再臨の日までに完成させてくださることを信じ、感謝しました(6)。そしてピリピの聖徒たちが、パウロが投獄されている時も、福音を弁明し立証している時も、自分と共に恵みを受けてきたことに感謝しました(7)。彼らはローマの獄中にいるパウロを、祈りと手紙と献金によって支え(4:15,16)、パウロはキリストの愛の心で彼らを慕っていました。

II.祈るパウロ(9-11)
 パウロは彼らが成熟した愛の使徒になることを祈っていました(9)。知識と識別力の無い浅はかな愛(それは本来、愛と呼ぶべきものではないのですが)は、魂を病に至らせ、人間中心の考えに陥らせ、汚れた肉の実を結ばせる結果に至りやすいものです。一方で、成熟した愛は、真にすぐれたものを見分けることができ、非難されるところがなく、義の実を豊かに結ばせるのです(11)。パウロは牧する羊たちのため、彼らが内なる変化を経験し、ますます成長し、そして実りある生き方ができるように祈りました。

祈り:主よ!私に、霊的な識別力を与えてください。そして、成熟した愛によって、義の実を豊かに結ぶことができるよう導いてください。真心を持って羊たちを慕い求めるキリストの愛の心をお与え下さい。

一言:キリストの愛の心で

カテゴリ:新約聖書::ピリピ人への手紙

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