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霊媒をする女のところに行ったサウル
Iサムエル 28:1-14

 「霊媒をする女を捜して来い。私がその女のところに行って、その女に尋ねてみよう。」(7a)

I.恐れるサウル(1-7)
 ペリシテ人がイスラエルと戦おうとして軍隊を召集しました。ところが、イスラエルの霊的な指導者であるサムエルが死にました。外ではペリシテ人の侵攻、中ではサムエルの死によって、イスラエルはそれこそ国家存亡の危機を迎えるようになりました。するとサウルは一時的に霊媒や口寄せを追い出していました。ペリシテとの戦争で、神様の助けを受けようとしたのです。しかしサウルはペリシテ人の陣営を見ると、神様の助けを信じることができず、恐れ、心がひどくわななきました(5)。
 神様を信じることができず、利用しようとする者は絶対に神様の力を受け入れることができません。神様は、自分が必要な時にだけ訪ねて来る者の祈りに、答えられません。

II.霊媒をする女のところに行ったサウル(8-14)
 彼は不信と恐れを悔い改めて、神様を信じて祈らなければなりませんでした。しかしサウルは悔い改める代わりに、変装して夜道を歩き、霊媒をする女のところに行きました(8)。サウルが霊媒をする者たちをみな追い出しながらも、自分は霊媒をする女のところに行った理由は何でしょうか。あまりにも恐ろしく不安で、あれこれと選ばず、やって見ることでした。ところが、だからと言って恐れと不安がなくなるわけではありません。日頃に罪深い生活を悔い改め、神様に出て行き、信仰によって祈る道こそ、平安を見つける方法なのです。

祈り:主よ!私が危機に処せられる時には生きておられる神、あなたにこそ頼る信仰をください。

一言:神様に尋ねない罪(Ⅰ歴10:14)
カテゴリ:旧約聖書::サムエル記第一

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不信に陥ったダビデ
Iサムエル 27:1-12

 「ダビデは心の中で言った。『私はいつか、いまに、サウルの手によって滅ぼされるだろう。ペリシテ人の地にのがれるよりほかに道はない。そうすれば、サウルは、私をイスラエルの領土内で、くまなく捜すのをあきらめるであろう。こうして私は彼の手からのがれよう。』」(1)

I.ペリシテ人の地に逃れたダビデ(1-7)
 ダビデは、サウルの追跡が続くと、結局サウルの手によって殺されてしまうという、恐れに陥りました。恐れに落ちると、神様が保護してくださることを信じることができませんでした。後にはサウルの手で滅ぼされるという恐れが彼を捕らえました。ペリシテ人の地に逃れることが最善策のように思えました。それで六百人といっしょにガテの王アキシュのところに亡命しました(2)。これによって彼はしばらくの間、サウルの追撃から逃れることができました。しかしダビデが得た亡命先は永遠のところにはなりません。むしろダビデはこのことで思いがけない苦難に処せられるようになりました(28:1)。ダビデは亡命する前に、まず神様に祈るべきだったのです(23:11,12)。

II.略奪者になったダビデ(8-12)
 ダビデは六百人を養うために、周辺の住民を襲って略奪しました。そしてアキシュには、まるで自分の同族を裏切り、ペリシテに忠実であるかのように、振舞いました。このように行動するダビデの心を支配するものは、恐れだけでした(11)。神様の人が、神様の保護と導きを信じることができない時、略奪者やうそつきになってしまいました。神様を信じることより、策を練って不安を克服しようとする時、次第に大きな苦難に陥るようになります。

祈り:主よ!どんな状況の中でも、あなたに信頼し続けることができる信仰を、私にお与えください。

一言:不信と恐れは罪をはらむ
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それはきっと成功しよう
Iサムエル 26:13-25

 「サウルはダビデに言った。『わが子ダビデ。おまえに祝福があるように。おまえは多くのことをするだろうが、それはきっと成功しよう。』こうしてダビデは自分の旅を続け、サウルは自分の家へ帰って行った。」(25)

I.義と真理によって接するダビデ(13-20)
 悪を行なう者には悪で報いようとするのが人間の心です。しかしダビデはサウルにそのようにしませんでした。ダビデに、また敵サウルをなきものにできる機会が与えられましたが、ダビデはサウルの枕もとにあった槍と水差しだけを持って逃れました。そしてサウルに「なぜ、わが君はこのしもべのあとを追われるのですか。私が何をしたというのですか。私の手に、どんな悪があるというのですか。」と訴え、サウルが神様の御旨を分別するように諭しました。
 ダビデはサウル自身が悟り、立ち返るように忍耐を持って、神様の真理によって助けています。神様の主権と時を待つ信仰がある時、真理にそって悪人に接することができます。

II.ダビデを祝福するサウル(21-25)
 ダビデの高潔さを通して、サウルは良心の呵責を受けるようになりました。彼は自ら罪を犯したことを認めました。もう悪を行なわないと決心しました。さらには、ダビデのために祝福を祈りました。「わが子ダビデ。おまえに祝福があるように。おまえは多くのことをするだろうが、それはきっと成功しよう。」(25)。
 ダビデは真理によってサウルの悪を砕き、勝利しました。悪を悪で報いる時、また別の悪をもたらします。しかし真理はついに悪を征服し、勝利します。真理で悪を征服するためには、信仰と忍耐が必要です。

祈り:主よ!私がダビデのように悪を真理によって征服できる信仰と忍耐の人になることができるように助けてください。

一言:悪を真理で征服しよう
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神様の時を待つダビデ
Iサムエル 26:1-12

 「主は生きておられる。主は、必ず彼を打たれる。彼はその生涯の終わりに死ぬか、戦いに下ったときに滅ぼされるかだ。」(10)

I.ダビデを殺そうとするサウル(1-5)
 サウルは前に「ダビデを殺さない」と誓いを立てました(24:16-22)。しかしそれは感情に基づいたものであって、心から悔い改めたものではありませんでした。それで彼は再びダビデを殺そうとしました。彼は三千人の兵士を率いて、ジフの荒野に下って行き、ダビデを打つために陣を敷きました。サウルは神様の御旨をよく知っていました。しかし彼は力で神様の御旨を拒み、自分の計画を成し遂げようとしました。彼は神様の御声を聞かずに、人間的な衝動と感情によって生きる者でした。

II.サウルを殺さないダビデ(6-12)
 ダビデにサウルを殺す良い機会が来ました。アビシャイが夜にサウルの陣営に行って見ると、サウルが幕営の中で横になって寝ており、彼を警護するアブネルも兵士たちも、その回りに眠っていました。アビシャイは、これは神様がくださった絶好のチャンスだと言って、サウルを殺すことを進言しました。しかしダビデは神様に油注がれた者を打つ罪を犯さないように禁じ、神様が生きておられ、神様が必ず彼を打たれる日が来るか、あるいは戦いに下った時に滅ぼされるだろうと言いました。
 ダビデはサウルを殺すことで、神様に油を注がれた王になり、容易に神様の御旨を成すことができました。しかし彼は神様の時を待ち、苦難の道を耐え忍びました。ダビデは自分の計画を成し遂げるのに焦りませんでした。

祈り:主よ!私が自分の計画を行なうのに心を騒がせます。主の時を待ち、苦難の中でも主に頼るように助けてください。

一言:神様の時
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神様をほめたたえるダビデ
Iサムエル 25:32-42

 「ダビデはアビガイルに言った。「きょう、あなたを私に会わせるために送ってくださったイスラエルの神、主がほめたたえられますように。」(32)

I.アビガイルを平安に送るダビデ(32-35)
 怒りの感情の中で、相手の言葉に耳を傾けることは、容易なことではありません。しかしダビデは忍耐でアビガイルの言葉を聞いて、怒りの感情を退けました。そして神様がアビガイルを通して、自分が血を流す罪と自分が復讐することで神様の主権に逆らう罪から保護してくださったことを悟りました。彼はすぐに神様を賛美し、自分が大きな過ちを犯そうとしたことを認めました。そしてアビガイルが持って来たものを受け取り、平安に送りました。
 他人の言葉を聞いた後、自分の過ちを認め、すぐに立ち返る者は本当に勇気ある人であり、偉大な人です。自尊心のために、執着心を捨てきれない人は愚かな者です。

II.アビガイルを妻として迎えたダビデ(36-42)
 ナバルは自分の運命の時が来たのも知らずに、王の宴会のような宴会を開き、ひどく酔っていました。次の日の朝、酔いがさめた時、ナバルは妻から一部始終を聞きました。彼は、ダビデが自分を打とうとしたことと、アビガイルがダビデに高価な贈り物をしたことを聞いて、ショックを受け、気を失ってからだが石のようになってしまいました。十日ほどたって彼は死にました。ダビデは、神様がみずから彼をさばかれたことを悟り、神様をほめたたえました。またダビデは知恵ある信仰の女性アビガイルを妻として迎えました。ダビデは信仰の女性を愛しました。

祈り:主よ!私に他人の忠告を聞き入れ自分の過ちを直す謙遜と本当の勇気とを与えてください。

一言:本当の謙遜、本当の勇気
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