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愚かな者
箴言 26:1-28

 「誉れが愚かな者にふさわしくないのは、夏の雪、刈り入れ時の雨のようだ。」(1)

I.愚かな者、なまけ者(1-16)
 愚かな者には誉れがふさわしくありません(1)。ここで「愚かな者」とは神様の御言葉を聞かず、自分の考えで行なう人を指します。愚かな者が誉れある職分につくことは、夏に雪が降り、刈り入れ時に雨が降るようなものです。ふさわしくないどころか、むしろ害になります。
 人間的な能力がちょっとあるからと言って、愚かな者に指導者の誉れを与えると、彼によって多くの人々が苦痛を受けるようになります。愚かな者は悔い改めず、学ばないため、犬が自分の吐いた物を食べるように、自分の愚かさをくり返します(11)。愚かな者の背にふさわしいものはむちだけです(3)。
 なまけ者は「道に獅子がいる。ちまたに雄獅子がいる。」と言います(13)。なまけ者は、戸がちょうつがいで回転するように、いつも寝台の上でころがります(14)。その手を皿に差し入れても、口に持っていくことをいとい、そうしながらも自分を知恵のある者と思います(16)。

II.偽りを話す者(17-28)
 自分に関係のない争いに干渉する者は、犬の耳をつかむ者のように愚かな者です(17)。自分の隣人を欺きながら、「ただ、戯れただけではないか。」と言いながら回る者は、殺人者のようです(18,19)。口で飾り、心でうまくごまかし隠せても、必ずその悪は集会の中に現われます(26)。その人は墓穴を掘る愚かな者です。

祈り:主よ!私の愚かな心を悔い改めます。謙遜に神様の御言葉を聞くことで、知恵ある者にしてください。

一言:愚かさを捨てよう

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柔らかな舌は骨を砕く
箴言 25:15-28

 「忍耐強く説けば、首領も納得する。柔らかな舌は骨を砕く。」(15)

I.柔らかな舌は骨を砕く(15-18)
 一方的に自己主張だけをすれば、首領の心をさらにかたくなにするだけです。忍耐深く説けば、首領の心を動かすことができます(15)。過激で威嚇的な言葉が相手を屈服させることができるように思えますが、そのような言葉は相手の心をさらにかたくなにするだけです。謙遜で柔和で丁寧な言葉は弱く見えても、相手のかたくなな心を砕いて、敵対感情を抱いていた者も友だちとして得ることができるようにしてくれます。一言で、柔らかな舌は骨を砕きます。しかし言葉はその心から出ます。それで言葉に気をつける前に、イエス様を心にお迎えして、イエス様を学ぶのに力を入れなければなりません。
 蜜がおいしいからと言って食べ過ぎれば、食べた物をみな吐き出すようになります(16)。いくら良いものだからといって、度が過ぎれば、むしろ害になります。少し益になり、おもしろいからと言って、隣人に対して、偽りの証言をする人は、こん棒、剣、鋭い矢のようです(18)。

II.善で悪に打ち勝て(21-28)
 神様は、敵が飢えているならパンを食べさせ、渇いているなら水を飲ませよ、と言われます(21)。そうすることは彼の頭に燃える炭火を積むことになるのです。すなわち敵に復讐をすることより、むしろ善を施せば、彼の良心に打撃を与え、悔い改めるように助けることができ、自分も神様の報いを受けるようになります。信者たちは悪を悪で返してはならず、善をもって悪に打ち勝たなければなりません(ロマ12:21)。

祈り:主よ!私が柔らかな舌で人の心を得て、善で悪に打ち勝つ者になるように助けてください。

一言:柔らかな舌

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事を探るのは王の誉れ
箴言 25:1-14

 「事を隠すのは神の誉れ。事を探るのは王の誉れ。」(2)

 事を隠すのは神様の誉れであり、事を探るのは王の誉れです(2)。神様の創造や神様の摂理、そして神様の統治方法や救いの御業などは隠されており、人の理性や知恵では分かりません(申29:29, ロマ11:33)。神様は人を超えて働かれる方です。しかし神様がお立てになった王はこのような神様の御業を探り、神様の摂理と御旨に従って、民によく仕えなければなりません。このようにすることは王の誉れです。
 神様はイエス・キリストを通して神様のすべての事を啓示してくださいました(ヨハ14:9-11)。私たちが幼子のように謙遜な心で主の御言葉を聞く時、神様が聖霊を通して隠されていた神様のことを知らせてくださいます(マタ11:25,Ⅰコリ2:10)。神様の事を探って分かり、人を助けることができるのは信者たちの誉れです。
 しかしこのようにするためには鍛錬を受けなければなりません。銀からかなかすを除けば、良い器ができるのと同様です(4)。王は権力を強化することより、権力に伴う悪者を除けば、その王座は義によって堅く据えられます(5)。私たちが隣人と争う時も弁論だけを行ない、他人の秘密を漏らしてはいけません(9)。特に感情を介入させて、悪い推測を行なってその人を冒涜することがあってはなりません。特に忠実さを学び、私たちをお遣わしになった神様を喜ばせなければなりません(13)。

祈り:主よ!私が主の事を探り、主の御旨に従って人に仕える王のような霊的指導者になるように助けてください。

一言:神様の事を探る指導者

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知恵と英知によって家は建てられる
箴言 24:1-22

 「家は知恵によって建てられ、英知によって堅くされる。部屋は知識によってすべて尊い、好ましい宝物で満たされる。」(3,4)

I.家は知恵によって建てられ(1-14)
 人々は自分の人生という家を知識やお金や権力などで美しく建て上げて、その家をさまざまな宝で満たそうとします。しかしその家は人生の患難や死の前に倒壊します。
 人生という家は神様の知恵と知識によって建てるべきです。そして、その部屋は尊く好ましい神様の知識で満たすべきです(4)。神様の力、知恵とは、イエス・キリスト(Ⅰコリ1:24)。この御方を受け入れ、その御言葉の導きのままに生きるとき、人生という家は堅く建てられ(マタ7:24)、そこには平安と喜び、愛と望みと栄光という宝が満ち溢れます。
 神様の知恵と知識に生きる者は力強く、力を増すのです(5)。神様の知恵を知れば、それは蜜のように甘く(13)、そこに望みがあることを見いだすでしょう。そして、その望みは決して断たれることがありません(14)。

II.正しい者は、また起き上がるからだ(15-22)
 正しい者は七たび倒れても、また起き上がります。神御自身が支えてくださるからです。しかし悪者は一度のわざわいでつまずきます(16)。イエス・キリストを信じて義とされた者は、神様の愛によって、たとえどんな患難に在ったとしても、ついには勝利へと至るのです(ロマ8:35)。
 主に在る者は、死に引き渡されようとしている者に救いの手を差し伸べるべきです(11)。また敵が倒れる時、喜んではなりません。心を痛めてその人のために祈るべきです(17)。

祈り:主よ!私が崩れ去る此の世の宝物で人生の家を建てようとするのではなく、ただ、あなたの知恵と英知とで建て上げる生き方を選び取ることができますように。

一言:知恵と英知で家を建てよ

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あなたの心をわたしに向けよ
箴言 23:19-35

 「わが子よ。あなたの心をわたしに向けよ。あなたの目は、わたしの道を見守れ。」(26)

I.真理を買え。それを売ってはならない(19-25)
 神様は、言われます。「真理を買え。それを売ってはならない。知恵と訓戒と悟りも。」と(23)。人々は「真理はどこにあるのか。」と言いつつも真理から目を背け、この世の利益を追い求めて悪を行ないます。しかしイエス様は言われるのです。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。」と(ヨハ14:6)。真理とはイエス・キリストを指し示しています。この真理は、どんな代価を払っても買い取るに値し、どんな犠牲を払っても守り通すに値します。その真理の故に、私たちは神様の祝福に与り、後の世では永遠のいのちを得るのだから(マコ10:29,30)。

II.あなたの心をわたしに向けよ(26-35)
 神様は私たちに言われます。「あなたの心をわたしに向けよ。あなたの目は、わたしの道を見守れ。」(26)。神様は形ばかりの礼拝より、私たちの心を求めています。渋々従う者ではなく、ご自分が導く道を見守り、喜んで従う者を求めておられるのです。神様の道を歩む者は遊女の深い穴に落ちることがありません(27)。神様の祝福は、人を、この世の支配から解き放ちます。ここでは、世の支配を象徴するものとして、酒について語られています。酒はわざわいと争いと不平と傷をもたらし、人の心を愚かにし、分別力と感覚がない者にします(29-35)。酒は色鮮やかで、魅惑的です。世の支配とは、このようなものなのです。決して心を向けてはなりません(31)。

祈り:主よ!この世は、私の心を奪い取ろうとする誘惑に満ちています。そのような中に在って、私があなただけに心を向け、あなたを喜びとすることができますように御守りください。

一言:心を神様に明け渡す

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