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アヒトフェルのはかりごとを打ちこわされた神様
IIサムエル 16:15-17:23

 「これは主がアブシャロムにわざわいをもたらそうとして、主がアヒトフェルのすぐれたはかりごとを打ちこわそうと決めておられたからであった。」(17:14b)

I.アヒトフェルのはかりごとと、フシャイのはかりごと(16:15-17:13)
 アブシャロムとイスラエルの民がエルサレムに入り、アヒトフェルもアブシャロムと一緒にいました。その時、ダビデの友フシャイがアブシャロムのところに行き、彼を王として迎え仕えると言いました。フシャイはダビデが潜伏させたスパイでした。アヒトフェルが最初に出した策略は、アブシャロムがイスラエルの群衆の前でダビデのそばめたちのところにはいることでした。アヒトフェルが次に出した計略は、ダビデを打つために、夜間に奇襲作戦を敢行することでした。ところがアブシャロムは今度はフシャイの意見も聞きました。その時フシャイは密かにアブシャロムの心に、ダビデに対する恐れを植える一方で、それらしく話しましたが、実際は何の効果もない作戦を提示しました(11-13)。

II.アヒトフェルのはかりごとを打ちこわされた神様(14-23)
 アブシャロムがアヒトフェルのはかりごとを選んだのなら、成功したことでしょう。しかし虚栄心の強いアブシャロムや、それらしいものを好むイスラエルは、内容のないフシャイのはかりごとがより良いと思いました。しかしその中にはアブシャロムにわざわいを下すために、アヒトフェルの良いはかりごとを打ちこわされる神様の計画が隠されていました(14)。結局自分の作戦が採択されなかったので、アヒトフェルは故郷に帰り、自殺してしまいました(23)。いくら良い作戦であっても、神様が打ちこわそうとされるなら、成し遂げることができません。

祈り:主よ!私と集まりの中から、あらゆる悪いはかりごとを打ちこわしてくださいますように、今、祈ります。

一言:アヒトフェルのはかりごとを打ちこわしてください。
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謙遜に懲らしめを受けるダビデ
IIサムエル 16:1-14

 「たぶん、主は私の心をご覧になり、主は、きょうの彼ののろいに代えて、私にしあわせを報いてくださるだろう。」(12)

I.ずるがしこいツィバ(1-4)
 ダビデが亡命の道を歩んでいると、ヨナタンの子メフィボシェテに仕えるツィバが多くの贈り物を携えて、ダビデを慰めるために出て来ました。しかしその影には悪賢いたくらみがありました。彼は多くの贈り物でダビデを慰めることで、ダビデに、自分の誠意を信じさせた後、偽りを言いました。すなわち、メフィボシェテが『きょう、イスラエルの家は、私の父の王国を私に返してくれる。』と言ったと嘘つきました。ダビデはツィバの言葉を聞いて怒りのあまり、あまり深く考えずに「メフィボシェテのものはみな、今、あなたのものだ。」と言ってしまいました。いくら多くの贈り物をくれるからといっても、ツィバのような人には警戒しなければなりません。

II.のろいを神様に委ねたダビデ(5-14)
 ダビデがバフリムという所に来た時、サウルの家の一族のひとりだったシムイがダビデを呪いました。彼は、神様がダビデを廃され、再びサウルの王家を立てられると思いました。アビシャイはそんなシムイを短剣で殺そうとしましたが、ダビデは、その呪いが、神様が彼に命じられたことである、と考えました(11)。自分から出た子どもでさえも、自分のいのちをねらっているのに、このベニヤミン人としてはなおさらのことだ、と言いました。そうしながらも、その一方では神様が自分の心をご覧になり、そののろいに代えて、しあわせを報いてくださることを信じました。ダビデは人から受けた全ての蔑みと苦しみを直接はらさずに、神様に委ねました。

祈り:主よ!私が人々からどのような扱いを受けても、感情のままに行なわず、ただただ、全てをあなたの委ねます。私を統治してください。

一言:のろいに代えて、しあわせを報いてくださる
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患難と主権への信仰
IIサムエル 15:13-37

 「もし主が、『あなたはわたしの心にかなわない。』と言われるなら、どうか、この私に主が良いと思われることをしてくださるように。」(26)

I.忠臣イタイ
 ダビデは愛する子アブシャロムが反逆したという知らせを聞きました。ダビデ王は怒りにとらわれ、息子アブシャロムと彼と共にいる民たちと戦うこともできました。しかしダビデは民たちのいのちを考え、逃げる道を選びました(14)。
 ダビデが処せられた状況は緊迫していて、悲惨なものでした。ところが共に逃げる家来の中でイタイがいました。イタイは外国人として、ダビデとアブシャロムの問題に巻き込まれる必要がありませんでした。しかし彼はダビデが行く所にはどこででもついて行くと、誓いました。患難の時にイタイのような忠実な人がいれば、どれだけ大きな慰めになるのでしょうか。

II.知恵を持って対処するダビデ(24-37)
 ダビデは契約の箱を担いで逃げようとするツァドクに、神様の箱をエルサレムに担いで行くように、命じました(25)。彼はアブシャロムの反逆事件にも、神様の良き御旨があることを信じ、自分のいのちと王位を神様の主権に委ねました(26)。そうしながら彼は議官アヒトフェルの助言を愚かなものにしてください、と神様に祈りました(31)。
 ダビデは息子が自分を裏切ったという事実の前に、怒りで歯軋りをし、判断を誤ったり、自責のために絶望したりしませんでした。彼は神様の主権を受け入れ、祈りました。神様に全てのことを委ねました。結局このダビデが勝ちました。

祈り:主よ!私は、患難に処せられた時に、あなたの義、あなたの主権を受け入れて祈ります。御手を差し伸べ、救い出してください。

一言:患難の時にも、義なる神様の主権を信じよう
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人の心を盗む罪
IIサムエル 15:1-12

 「アブシャロムは、さばきのために王のところに来るすべてのイスラエル人にこのようにした。こうしてアブシャロムはイスラエル人の心を盗んだ。」(6)

I.民の心を盗んだアブシャロム(1-6)
 アブシャロムはイスラエル人の心を盗みました(6)。盗みとは人のものをかすめ、自分のものにすることです。イスラエル人の心は第一に神様のものであり、次にダビデのものでした。イスラエルは心を尽くし、命を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、神様を愛さなければならず、また一心にダビデ王に仕えなければなりませんでした。ところがアブシャロムは民の心を盗み、自分に向けさせました。彼は神様のものを盗むだけではなく、王のものも盗む大きな罪を犯しました。私たちは、人々の心が自分に向けられ、また自分に釘付けになることを願いがちです。しかしこれは大きな罪であることを知らなければなりません。

II.みずから王になったアブシャロム(7-12)
 民の心を盗んだアブシャロムはみずから王になり、議官アヒトフェルを自分の側につかせました。そしてこのことが次第に大きくなると、アブシャロムにくみする民たちもさらに多くなりました。アブシャロムが民の心を盗んだ目的は、自分が王になるためであることが明らかになりました。彼は反逆罪を犯し、民たちまでも巻き込みました。人々は人のお金や権威、名誉、努力を盗むことを大きな罪と思いますが、人の心を盗むことは罪とは考えません。しかし心を盗むことより、大きな罪はありません。

祈り:主よ!私が人の心を盗む悪いことをしません。人々の心を神様に向けさせます。

一言:人の心を盗む罪
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アブシャロムに口づけしたダビデ
IIサムエル 14:1-33

 「それで、ヨアブは王のところに行き、王に告げたので、王はアブシャロムを呼び寄せた。アブシャロムは王のところに来て、王の前で地にひれ伏して礼をした。王はアブシャロムに口づけした。」(33)

I.罪人のいのちを奪われない神様(1-24)
 ヨアブはアブシャロムをいとおしく思うダビデ王の心をよく知っていました。それで彼はテコアの女をダビデのところに送って、彼女の憐れな身の上を話し、ダビデの助けを求めさせました。テコアの女の言葉を聞いたダビデは、「罪を犯した息子を殺さない。」と約束しました(11)。死んだ者のために生きている息子まで殺すことができないことだからです。
 すると女は、神様が罪人のいのちを奪われず、最善の策を施される方なので、王もアブシャロムを帰らせるようにしなければならない、と言いました。ダビデは女の言葉が正しいと考え、ヨアブに命じてアブシャロムを連れて来させました。しかしアブシャロムの顔を見ませんでした。

II.アブシャロムに口づけをしたダビデ(25-33)
 アブシャロムはその美しい姿によって大きな賞賛を受けた人でした。そのため彼は傲慢になったようです。彼は父が自分と顔を合わせないので、ヨアブの畑に火をつけてヨアブを来させた後、ヨアブを通して父ダビデ王と面会しようとしました。
 ところがアブシャロムがダビデの前に現れると、今度はダビデ王の心が弱くなりました。王は情を抑えることができず、アブシャロムを呼んで、彼に口づけをしました(33)。ダビデが、悔い改めなかったアブシャロムを受け入れたために、それによってダビデ王国には悲劇が生まれるようになりました。痛みと苦しみが伴っても、悔い改めるように助けるのが、本当の愛です。

祈り:主よ!まず、私に悔い改める心を与えて下さい。また、私に、罪人を悔い改めへと助け導く本当の愛と勇気を与えてください。

一言:悔い改めるように助ける愛
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