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福音の真理を保護したパウロ
ガラテヤ人への手紙 2:1-10

パウロは厳格な律法教育を受けて育ちました。しかし、そんな彼がイエス様から召され、異邦人へと福音を伝える者となりました。律法を伝えるのではなく、ただ、純粋に福音だけを伝える者となったのです。

I.決して割礼を受けさせなかったパウロ(1-6)
 パウロは改心して十四年目にテトスを連れてエルサレムに上りました。彼はそこで教会の重要な人物に会い、異邦人の中で伝えている福音の内容とその働きを証ししました。この時、ギリシャ人だったテトスに、ユダヤ人の律法に従って割礼を強いようとする者たちがいました。しかしパウロは彼らに決して譲歩しませんでした。パウロは、羊たちが律法に縛られるのではなく、キリスト・イエスにあって本当の自由を得るようになることを望んだのです。彼は福音の真理が保たれるように努めました(5)。

II.パウロを使徒として認めた使徒たち(6-10)
 エルサレム教会の使徒たちは、神様が、ペテロを割礼を受けた者たちの使徒としてお立てになったように、パウロを異邦人の使徒としてお立てになっているのだということを理解しました(8)。エルサレム教会の支柱であった、ペテロ、ヨハネ、ヤコブも、パウロが使徒として恵みの福音を伝えていることを認めました。彼らは交わりのしるしとして握手を交わしました。
 エルサレムの使徒たちは、キリストの愛を持って貧しい人たちをいつも顧みるようにと、パウロに助言しました(10)。

祈り:主よ!私が形ばかりの律法に縛られることなく、純粋な福音の真理を保つことができるように助けてください。

一言:福音の真理を保っていこう

カテゴリ:新約聖書::ガラテヤ人への手紙

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使徒パウロに働いた福音
ガラテヤ人への手紙 1:11-24

パウロは、もとはユダヤ教に熱心なパリサイ人でした。しかし神様は、そのような彼に働かれ、彼はキリストの福音を宣べ伝える働き人へと生まれ変わりました。

I.イエス・キリストの啓示による福音(11-17)
 使徒パウロは、以前は福音を知らず、神様の教会を激しく迫害し、これを滅ぼそうとしていました(13,使9:1)。またユダヤ教の律法と伝統を守ることに人一倍熱心な、厳格なユダヤ教徒でした(14)。
 しかし神様は、そんな彼を選ばれ、彼の心を福音の光で強烈に照らし出しました(16,使9:8)。そして彼を異邦人の光とし、異邦人たちに福音を証する者へとつくり変えられました。ですから、彼が伝えた福音は人の望みによるものでも、人から受けたものでも、教えられたものでもありません。ただイエス・キリストの啓示による福音なのです(12)。

II.ペテロを訪問したパウロ(18-24)
 神様の召しを受けた時、彼は血肉に相談することなく、自分に啓示された事実を冷静に見つめなおすように努めました。彼は、すぐに使徒たちを訪ねることはせず、アラビヤに行き、その後ダマスコに戻り、三年間静かな時間を持ちました。そして、その後でエルサレムに上って行ってペテロを訪ねました。 彼は、神様の時に従って行動しました。

祈り:主よ!あなたの福音の恵みをしっかりと受け止めて、あなたの召しに応えて行くことができるように導いてください。

一言:イエス・キリストの啓示によって受けた福音

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別に福音があるのではありません
ガラテヤ人への手紙 1:1-10

ガラテヤ教会にはパウロが使徒であることを否定し、彼が伝えた福音を否定する人々がいました。パウロは、その教えを非常に警戒し、福音の本質をもう一度明らかにしています。

I.使徒パウロ(1-5)
 パウロはどのように使徒になったのでしょうか(1)。彼が使徒となったのは、人間から出たことでなく、人間の手を通したことでもありません。彼は、ただイエス・キリストと、キリストを死者の中からよみがえらせた父なる神様によって使徒となりました(1)。パウロは、自分が、ただ神様の御旨のみによって使徒となっているということを確信し、言い開きしています。それは、決して自分を権威付けするためではなく、ただ、自分が伝えた福音を保証するためでした。その福音とは、キリストが、神様のみこころによって、今の悪の世界から私たちを救い出そうとして、ご自身をお捨てになったという事実です(4)。

II.福音の絶対性(6-10)
 使徒パウロが離れた後、ガラテヤ教会に偽りのおしえが入って来て、聖徒たちを混乱させました。それは、イエス・キリストの救いの絶対性を否定し、モーセの律法をみな守ることによって救いを受けることができると主張する形式的な律法主義者の教えでした。
 しかしパウロは、自分が伝えた福音の他には決して別の福音はないと釘をさします。パウロは、自分たちが彼らに伝えたキリストの福音のほかに別の福音を伝える者は、たとえ天の御使いであろうとも呪われるべきだと言います。彼がこのような厳しいことを言うのは愛の故でした。彼は人々がまことの救いに至ることを切望していたのです。

祈り:主よ!使徒パウロのように、ただ、まことのキリストの福音に目を開いていることができますように。

一言:別の福音があるのではありません

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ガラテヤ人への手紙
I.著者、書かれた時期および場所
 使徒パウロがガラテヤ地方へ散らばっている諸教会(デルベ、イコニオム、ルステラ、ベッシヌス、アンテオケ)に書き送った書信です。書かれた時期と場所については諸説がありますが、第二次伝道旅行を終えA.D.55年アンテオケで書かれたという説と、A.D.54-57年第三次伝道旅行の途中エペソで書かれたという説が有力です。

II.ガラテヤ人への手紙を書いた背景
 使徒パウロが居ない間、ユダヤの律法主義者達がガラテヤ教会に入って来て聖徒たちを掻き乱していました。彼らは、ただイエス・キリストを信じる信仰によって救われるという福音の真理だけでは、もの足りなく、モーセの律法を守り、割礼も受けなければならないと、主張しました。また、使徒パウロの使徒の努めを認めず、キリストの福音を変えてしまおうとしていました。彼らの主張には説得力があり、ガラテヤの聖徒たちに悪影響を与えました。そこで、パウロは、ガラテヤの律法主義者たちの影響により、純粋信仰を失い、律法信仰に転落しつつある聖徒たちに、十字架の福音を守護し、純粋福音信仰に基づいて聖霊に従う成熟した信仰を教えるためにこの書を記録するに至りました。パウロは、聖徒たちに、もう一つ別の福音があるのではない、とはっきり宣布しています(1:7)。私たちが、ガラテヤ人への手紙を通じて純粋信仰を回復し、これを絶対的に守護し、伝播する福音的な神様の僕となるように祈ります。

III.ガラテヤ人への手紙の特徴
(1)本書の主題は、「律法と福音」であり、その中心思想はローマ人への手紙と同じです。しかし、ローマ人への手紙が世界宣教の基礎を置くための論説的で組織的な教理書であるのに対し、本書は当面している問題を解決するための戦闘的な書信です。
(2)本書は律法主義に対する宣戦布告であり、宗教改革の宣言文とも言われます。本書は、律法と福音との関係、イエス・キリストの十字架の贖いを信じる信仰によってのみ、救われるという救いの真理、御霊によって導かれる生活、などキリスト教の核心的な要素について教えています。
(3). パウロの自伝的な書信です。彼は、危機に直面している福音を守護するため、自分の使徒の務めを弁護する中で、自伝的な特徴が強く反映しています。

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