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捕らえられたイエス様
マルコ 14:43-52

 「しかし、こうなったのは聖書のことばが実現するためです。」(49b)

I.聖書の言葉を実現されたイエス様(43-49)
 イエス様が祈りを終えられた時、イエス様を裏切ったユダが剣や棒を手にした群衆を連れてゲツセマネの園に来ました。彼はイエス様のところへと出て行き、口づけしました。これは群衆にイエス様を知らせるための合図でした。イエス様は愛していたユダの裏切りによって捕らえられました。その悲しみはどれほど大きなものだったでしょう。
 しかしイエス様はご自分が捕らえられたことを人間的な観点でとらえてはいませんでした。イエス様は弟子の裏切りによって為す術なく捕らえられたのではありません。イエス様は、捕らえられずに済む道を選び取ることもできました。イエス様は言われます。「こうなったのは聖書のことばが実現するためです。」(49)。イエス様はご自分の苦しみやご自分の恥辱を避けるのではなく、神様の御旨を選び取られたのです。

II.逃げた弟子たち(50-52)
 弟子たちは大口をたたいて、祈ることがありませんでした。イエス様が祈られた間、眠っていたのです(37)。そして、彼らは試練にぶつかると、恐れにとらわれました。それで、弟子のうちの一人はとっさに剣を抜いて、大祭司のしもべの耳を切ってしまいました(47)。そして最後に、みなイエス様を捨てて逃げたのです。ある弟子は亜麻布を脱ぎ捨てて、はだかで逃げました。
 祈らなければ、試練にあった時、感情や状況に流されて、恐れにとらわれ、逃げまどうばかりとなってしまうのです。

祈り:主よ!私が試練の日に、あなたを捨てて逃げてしまうことがなく、あなたの御旨を成し遂げることができますように。私に祈りをお与えください。

一言:自分の思いでなく、神様の御旨を

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ゲツセマネの祈り
マルコ 14:27-42

 「どうぞ、この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしの願うことではなく、あなたのみこころのままを、なさってください。」(36)

I.「あなたがたはみな、つまずきます。」(27-31)
 イエス様は弟子たちの弱さを知っておられました。ですから、試練の日に、みなつまづくことを、前もって話されました。そして彼らが再び起き上がれるように、イエス様がよみがえられる望みと、その後、進むべき道をも指し示してくださいました(28)。しかしペテロは自分はそんなはずはないと言いました。イエス様は、彼がその日の晩に三度もイエス様を知らないと言うことを告げられましたが、ペテロはイエス様の御言葉を決して受け入れようとはしませんでした。人は弱さを持った存在です。しかし、彼は、自分自身の弱さを知りませんでした。彼は祈ることもなく、イエス様が告げられたままに、試みに陥りました。

II.あなたのみこころのままを、なさってください(32-42)
 十字架の死を目の前にしたイエス様は、ひどく恐れ、悲しまれました。イエス様は三人の弟子たちに祈りを頼み、ご自分は地面にひれ伏して、必死で祈られました。イエス様は、できることなら十字架という苦い杯を取り除いて欲しいと願われました。しかし、ついに祈られました。「しかし、わたしの願うことではなく、あなたのみこころのままを、なさってください。」と(36)。イエス様は三度も同じ祈りをされました。イエス様は血と汗を流して祈られました(ルカ22:44)。そして、最後に、イエス様はあらゆる羞恥、あらゆる苦しみを分かった上で、神様の御旨に従われました。
 自分を捨てて、神様の御旨に生きるための闘い・・・それが祈りというべきものなのです。

祈り:主よ!私も、あなたのように神様の御旨に聴き従うため、日々、祈りによって、自らに打ち勝つことができますように、守り導いてください。

一言:あなたのみこころのままを

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契約の血
マルコ 14:10-26

 「これはわたしの契約の血です。多くの人のために流されるものです。」(24)

I.「わたしといっしょに食事をしている者が、わたしを裏切ります。」(10-21)
 イスカリオテ・ユダは大祭司と金銭の約束を交わし、イエス様を引き渡す機会をうかがっていました。このような中、イエス様は弟子たちに過越の食事をするために準備をさせました。ユダの裏切りを知っておられたイエス様は、食事をする場所を秘密にされました。
 食事の途中、イエス様は「あなたがたのうちのひとりで、わたしといっしょに食事をしている者が、わたしを裏切ります。」と言われました。イエス様は、ユダが悔い改めることを願っておられました。愛する弟子の裏切りに、イエス様はどれほどに心痛めたことでしょう。イエス様は裏切りに怒ることなく、滅びへと向かう魂に心を痛めておられたのです(21)。

II.わたしの契約の血です(22-26)
 イエス様は過越の食事の最中、パンと杯を弟子たちに与え、これがわたしのからであり、わたしの血であると言われました。パンは、イエス様の御体を意味します。その体は、私たちのためにむちで打たれ、ずたずたに引き裂かれました。そして、杯は多くの人のために流される血、すなわち契約の血を意味します。「契約の血」は、神様が預言のなかで、約束された血であり、神様が真実な御方であることを示すものです。イエス様は、私自身の罪を贖うために、死に至るまで神様の御心に従い、血を流され、それによって神様の約束を成就されたのです。イエス様は、過越の子羊となりました。この最後の晩餐が、今も教会で守り続けられている聖餐式の起源です(Ⅰコリ11:23-26)。それは、イエス様の救いの恵みを覚えるためなのです。

祈り:尊い主よ!あなたの貴い御体は、この私のために引き裂かれ、血を流されたのですね。あなたの愛、あなた御恵みに、涙せずにはいられません。

一言:契約の血

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イエス様に香油を注いだ女
マルコ 14:1-9

 「世界中のどこででも、福音が宣べ伝えられる所なら、この人のした事も語られて、この人の記念となるでしょう。」(9)

I.石膏のつぼを割った女(1-3)
 イエス様が神様の小羊として殺されることとなる日は二日後に迫っていました。その日、過越の祭でした。イエス様はベタニヤのシモンの家で食卓についておられました。その時、一人の女が非常に高価な香油の入った石膏のつぼを持って来ました。そして、それを割り、イエス様の頭に注ぎました。
 この香油は普段は決して使用することなく、嫁入り道具として大事にしまっておかれたものでした。彼女にとって、そのつぼは非常に価値のあるものだったのです。ここには彼女の結婚の夢までも捧げるまごころが込められていました。彼女はイエス様から受けた恵みに感謝していました。そして自分が最も大切にしていたつぼを割って捧げたのです。

II.女のまごころを受け取られたイエス様(4-9)
 何人かの者が「香油をむだにした。」と憤慨していました。彼らは目に見える価値で物事を判断するばかりでした。しかしイエス様は、彼女の心からの犠牲を御覧になり、りっぱなことと仰ってくださったのです(6)。そして、このことを、福音の御業に長く残る記念的な出来事として、福音が宣べ伝えられる所ならどこででも、この女のした事が語られて、この人の記念となると言われました(9)。イエス様は女のまごころを受け取られ、尊んでくださいました。人が自分のまごころをささげられる本物を見つけたとき、そこにある喜びは計り知れません。イエス様は私たちのまごころを御捧げするにふさわしい御方です。

祈り:主よ!私の大切なつぼを割って、あなたに御捧げします。私のまごころを受け取ってください。そして、救いの御業のために御用いください。

一言:私のまごころを主に

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目をさまし、注意していなさい。
マルコ 13:28-37

 「目をさまし、注意していなさい。その定めの時がいつだか、あなたがたは知らないからです。」(33)

I.いちじくの木から、たとえを学びなさい(28-31)
 いちじくの木の枝が柔らかになって、葉が出て来ると、夏の近いことが分かります。このように世の終わりの前兆が現れれば、イエス様の再臨が迫って来ていることを知らなければなりません。イエス様の再臨は決して遠い未来に起きることではありません。私たちは霊的な分別力を持つべきなのです。
 今日、主が言われた終わりの前兆が、様々な場所にあらわれてきています。そうした状況の中、イエス様が再臨される日が差し迫っていると思わずにはいられません。人の子は、もはや戸口に立っておられるのです。イエス様の全ての御言葉は必ず成就される真理なのです。

II.目をさまし、注意していなさい(32-37)
 イエス様がいつ再臨されるのか、誰も知りません。天の御使いたちもイエス様も知らず、ただ父なる神様だけが知っておられます。これは神様の主権に属しているからです。
 ですから、主が来られる時を、無理に知ろうとしてはいけません。時と期限は神様にゆだね、いつ来られても喜んで新郎である主を迎え入れる事ができるように準備すべきなのです。いつ帰って来るか分からない家の主人を待つしもべのように目をさましているべきなのです(33-35)。不意に帰って来られた時、霊的な眠りの中にあることがないようにしなければなりません。霊的にまどろむことなく、神様に任された使命をしっかりと担って行くべきなのです。

祈り:あなたの来られる日が遠くはないことが分かります。私が日々目を覚まして、あなたから任せていただいた使命を心から担って行くことができますように御助けください。

一言:目を覚ましていなさい。

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